ビクウィースJAPAN
BEQUEATH JAPAN 文化を“未来の物語”へ
── ビクウィースJAPAN
梶川 弘徳
経営者、文化発信者。日本の伝統美を現代に伝える活動を展開し、銘仙着物4,147枚を所蔵。「最大の着物コレクション」としてギネス世界記録に認定される。着物文化の保存と再発信を通じ、地域と世界をつなぐ独自の視点で文化価値の再構築を進めている。
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「日本文化を、もう一度“生きる価値”へ。」
時代の変化の中で、伝統文化は今、静かにその姿を失いつつある。
かつて人々の暮らしの中に自然に息づいていた“美しさ”や“所作”は、現代社会のスピードの中で、いつのまにか「過去のもの」として遠ざけられてしまった。
そんな現状に対して、「文化を保存するのではなく、再び“生きる価値”として再生する」ことを使命に掲げるのが、ビクウィースJAPAN株式会社である。
同社を率いるのは、CEO・梶川氏。彼が推進する「ビクウィースプロジェクト」は、消えかけた日本文化や表現を“現代に響く新しい価値”としてリブランディングする壮大な試みだ。 -
「繋ぐ、紡ぐ、未来へ。」
梶川氏が語るキーワードは「繋ぐ」と「紡ぐ」。
単に伝統を守るのではなく、時代と人、過去と未来、そして地域と世界を“紡ぎ直す”という意味が込められている。
「私たちは、文化を保存するだけではなく、現代の生活や社会に響くストーリーとして再生していくことを目指しています。誰かが静かに守り続けてきた日常の積み重ねを、次の世代へと丁寧に渡していきたいのです。」
この言葉の背景には、梶川氏自身の原体験がある。
伝統産業の現場で、作り手の高齢化や後継者不足、そして市場の縮小という現実に直面したとき、彼は一度、強い“無力感”を覚えたという。
だがその中で気づいたのは、「失われゆく文化」そのものが、実は“希望”を宿しているということだった。 -
「文化は静かに消える。
でも、それを見つめ直す力が、私たちにはある。」ビクウィースJAPANの活動は、単なる保護運動ではない。
文化を“現代のデザイン”や“ブランドの物語”として再構築し、社会の中で新しい命を吹き込むことを目的としている。
たとえば、地方の職人技をアートやプロダクトとして再編集し、世界へ発信する。
また、古くから伝わる素材や技法を、現代のライフスタイルに合うかたちで再提案する。そこにあるのは、“古きを温めて新しきを生む”という、日本の文化に根づいた美意識そのものだ。
「日本文化には、まだまだ可能性がある。消えかけた技や表現を、いまの時代に合うかたちで再定義すれば、世界中の人の心に響くものになるはずです。」 -
“無力”から“担い手”へ
──ビクウィースJAPANの歩み創業当初、梶川氏は「自分たちがどれだけ動いても、文化を救えるのだろうか」と悩んだという。
しかし、各地の職人やアーティスト、研究者との出会いが、彼の中の迷いを変えた。
「文化は守られるものではなく、続ける人がいる限り、生き続けるものだと気づいたんです。」
その信念のもと、ビクウィースJAPANは文化を“再編集する会社”として進化していった。
「願いを価値へ、価値を魅力へ。」──そのスローガンに込められているのは、“文化の想い”を社会の中で新しい価値として再構築するという理念である。 -
日本文化の未来を、もう一度、人の手で。
伝統文化が生きる場所は、過去ではなく未来だ。そして、その未来を形づくるのは、人と人とのつながりの中にある。
梶川氏は語る。
「私たちは繋ぎ手であり、担い手です。文化を“次の時代に伝わる価値”として育て続けることが、私たちの責任だと思っています。」
ビクウィースJAPANの活動は、静かだが力強い。
日本文化の根を掘り起こし、その物語を現代の光で照らし出す。
それは単なるビジネスではなく、“未来に受け継がれる文化づくり”そのものだ。
ビクウィースJAPAN株式会社BEQUEATH JAPAN
「文化・技術・物語を未来へ紡ぐ。」
ビクウィースJAPAN株式会社は、消えゆく日本の伝統・素材・表現を、現代の感性と社会に響く価値へと再構築するクリエイティブカンパニーです。産地や作り手と丁寧に向き合いながら、アーティストやデザイナー、企業とともにコラボレーションを重ね、布・工芸・ライフスタイル・プロダクトまでを横断的に手がけます。
「ただ守る」ではなく「ともに育てる」伝統を掲げ、文化の承継と進化を使命としています。ローカルの素材がグローバルな舞台へ羽ばたく瞬間を創り出し、次の世代へ受け継がれる“物語”として届けていきます。